数学の指導
- 沓掛塾
- 4月2日
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更新日:6 日前
沓掛塾では、数学を学ぶ上で大切な4つの姿勢を重視し、
それを生徒一人ひとりに根づかせる指導を行っています。
①計算を丁寧に、そして最後までやり抜く
計算ができることが、数学で点数を取るための必須条件です。合格を決めるのは計算力です。
まずは正確さが一番です。スピードはおのずとついてきますし、そもそも歩けないのに走れません。計算一行で一つの仕事を原則とし、丁寧に丁寧に練習しましょう。
そして最後まで解き切ってください。計算が長くなったり、煩雑になってくると、めんどう、不安などの気持ちから、投げ出そうとしたくなるかもしれません。それでも最後までやり抜きましょう。
計算で息切れしていては点数は取れません。計算のスタミナを普段から育てていきましょう。
②図やグラフを書いて(書き込みをして)考える
問題に適った図やグラフを書ける(書きこみができる)ということが、問題を解く準備が整っているということです。言い換えれば、図やグラフを正しく描ける力が、そのまま“問題を解く力”につながります。
例えば、樹形図をきちんと書ければ(準備ができれば)、ほぼほぼ中学確率の問題は解けます。問題で与えられたデータ、解く過程で得られた情報を図形の中にきちんと書き込んでいけば、合同や相似の証明問題も高い確率で解けます。
高校数学でも同じです。一つ例をあげるなら、正しいグラフがきちんとかけていないのに(準備ができていないのに)、その先の積分計算の問題を解けるはずはありません。
適切な図やグラフを書けるようになるのも普段からの練習があってこそです。本番だけ図やグラフを書きながらやろうとしても手が動きません。
これまで多くの生徒を指導してきた経験からも、「手を動かす量」と「成績」は明らかに比例関係にあります。
考えることと、書くこと(手を動かすこと)は一体です。
日ごろからめんどうがらずに手を動かし、図やグラフを書きながら考える習慣をつけましょう。
③公式やお決まりの解法の原理を理解する(しようとする) (←高校生向け)
定理や公式、お決まりの解法――
それらが「なぜそうなるのか」(成立する理由、原理)を理解しているかどうかで、
解ける問題のレベルが大きく変わります。
完全に理解できなくても構いません。
「理解しようとする姿勢」で学ぶかどうかが、後の伸びを決めます。
原理の理解は、数学の“土台”づくりです。
土台がしっかりしていれば、高く安定した建物(=応用力)を築けます。
一方で、解法を当てはめる“作業”だけをしていては、
確認テストや定期テストでは取れても、そこで行き止まりです。
高校によっては定期テストでもとれません。
模試・入試ではなおさらです。
模試・入試に対応できる力を身につけたいなら、
一歩踏み込んで「なぜそうなるのか」を考える勉強が不可欠です。
“作業”に終始する数学から抜け出しましょう。
④ 量をこなして学びを定着させる
知識を「使える力」に変えるには、反復が必要です。
理解したことを、たっぷり演習で確かめ、身体に刻み込みましょう。
量をこなす中で、スピードと安定感が生まれ、
解けなかった問題にも自信を持って向き合えるようになります。
沓掛塾の指導
沓掛塾では、この4つの姿勢を生徒が自然と身につけられるよう、
毎回の授業の中で意識づけと実践を丁寧に積み重ねています。
単に問題を教えるだけではなく、
「どう学ぶか」「どう向き合うか」を一緒に考え、支える指導です。
その姿勢こそが、生徒の成績を本質的に変える鍵だと考えています。
数学が「できる」ようになる近道はありません。
しかし、正しい努力を積み重ねれば、必ず結果は出ます。
その努力が続けられるよう、私たちが最後までしっかりサポートします。


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